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ES-002 Eccentricity Detection Stabilizer

ES-002 Eccentricity Detection Stabilizer

Center the Groove. Hear the Truth

世界初、そして世界唯一。偏心を“測り”“正す”スタビライザーES-002 Eccentricity Detection Stabilizer

Details

ES-002におけるさらなる完成度の追求

多くのアナログファンから高い評価をいただいた偏心検出スタビライザー「ES-001」。その基本設計を受け継ぎながら、細部に磨きをかけた改良モデルが「ES-002」です。実使用での信頼性と操作感に配慮し、構造・素材・バランスの各面で着実な進化を遂げました。
• 部品点数の削減によるシンプルかつ堅牢な構造
 部品点数を削減し、構造全体をより洗練された形に再構成。シンプルさと堅牢性を兼ね備えた設計により、さらなる信頼性と安定性を実現しました。
• 筐体構造の耐久性を向上
 電池ボックスの構造見直しに加え、センサーユニット部に新素材を採用することで、長期使用における信頼性をより高めています。
• 重心設計の最適化によるさらなる安定性
 内部構成を再調整し、回転時のバランスをより理想的な形に。スタビライザーとしての機能をより高い次元で引き出し、自然で滑らかな挙動を実現しています。

ES-002 Reference(リファレンスモデル)

ES-001の設計思想を継承しつつ、さらなる完成度を追求したフラッグシップモデルです。音質へのこだわりを最優先に、厳選された最高グレードの部品を組み合わせて構成されています。
最高音質と高精度な偏心検出性能を両立し、DS Audioが誇るスタビライザー技術の集大成といえるモデルです。

ES-002 Core(コアモデル)

測定精度や基本機能はReferenceモデルと同一ながら、素材と付属品を見直すことで価格を抑えた実用モデルです。
最も高価だったタングステン部品を真鍮に、内部部品を樹脂製に変更。付属品もシンプルに再構成することで、性能はそのままに、より導入しやすい選択肢として仕上げました。

ワウ・フラッターの真の原因は、レコードの偏心にある

ワウ・フラッター(回転ムラ)の主な原因は、ターンテーブルそのものではなく、レコード自体の偏心にあります。
いくら高精度なターンテーブルを使用しても、偏心したレコードを再生する限り、ワウ・フラッターの根本的な改善は望めません。

たとえば、偏心幅が0.34mmのレコードでは、これによって発生するワウ・フラッターは、ターンテーブル単体の値(0.008%程度)と比べておよそ20倍以上にもなります。
これは、どれほど高価で高性能なターンテーブルであっても、偏心によってシステム全体の回転精度が著しく損なわれているということを意味します。

レコードの偏心を正確に補正することで、システム全体のワウ・フラッターを劇的に低減させることができ、あなたのターンテーブルシステムが本来持つ性能を最大限に引き出すことが可能になります。

偏心が引き起こす2つの重大な問題

レコードに偏心があると、ワウ・フラッター(回転ムラ)の値が高くなり、大きく分けて2つの深刻な問題が生じます。

ひとつ目は、再生される音の周波数が正しく保たれないという点です。
たとえば、レコードに3kHzの音が刻まれていたとしても、回転が不安定であれば、実際には3kHzとして再生されません。これは、録音された情報を正確に再現すべき再生システムにとって、極めて本質的な問題です。

ふたつ目は、トーンアームが偏心したレコードをトレースする際にカートリッジが左右に大きく揺さぶられるという問題です。
これにより、カートリッジは本来の動作中心から外れた状態でトレースを行うことになり、左右チャンネル間に位相ズレが生じます。その結果、音像の不安定さや、音の濁りといった聴感上の劣化が引き起こされてしまいます。

これらの問題を解決し、再生システムが本来の性能を発揮するためには、レコードの偏心を可能な限り取り除くことが不可欠です。

3ステップで、かんたん偏心補正

ES-001 偏心検出スタビライザーは、
「測定 → 調整 → 再スタート」の3ステップで、レコードの偏心検出および補正が可能です。

STEP 1 測定
レコードプレーヤーを回転させた状態で、スタビライザーの上部を軽く押さえ、スタビライザー本体の回転を停止させます。
これによりスタビライザーが回転を検知し、自動的に測定モードへ移行します。

測定モードに入ると、ディスプレイの外周表示が回転しはじめ、「画面タップで測定開始」の表示が現れます。
このボタンをタップすると「測定中」の表示に変わり、約2秒で測定が完了します。

STEP 2 調整
測定が完了したら、レコードプレーヤーの回転を止めてください。
ディスプレイに表示される**十字マーク(回転中心)**を見ながら、レコード盤を押して、十字マークが中央の絶対中心位置に合うよう微調整を行います。

画面の色(外周リング・十字マーク・Afterバー)は、偏心の度合いを視覚的に示しています。

STEP 3 再スタート
十字マークが中央の絶対中心位置に合ったら、再度レコードプレーヤーを回転させ、偏心がしっかり補正されたかを確認します。
調整が完了したら、レコードの再生をお楽しみください。

ES-002 Reference
ES-002 Reference

¥550,000 tax excluded

外寸
φ80mm×H70mm
質量
640g
ボディ
アルミニウム(A5052)
外観
黒アルマイト+黒ニッケル光沢メッキ
底面プレート
非磁性タングステン
内部部品
音質優先の金属材料(一部)
専用ケース
あり
電源
単三電池 2本
付属品
電池セット、ドライバー、リーマ、USBケーブル

ES-002 Core
ES-002 Core

¥350,000 tax excluded

外寸
φ80mm×H70mm
質量
540g
ボディ素材
アルミニウム(A5052)
外観
黒アルマイト+グレーアルマイト
底面プレート
真鍮
内部部品
軽量化優先の樹脂材料(一部)
専用ケース
なし
電源
単三電池 2本
付属品
電池セット、ドライバー、リーマ

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